デジタル印刷は従来の印刷様式(平版・凸版・凹版・孔版)と区別して無版印刷とも言われます。従来は一つの版から多数の印刷物を作る事を目的にしてきました。この発達で、ひろく書物や広報物が入手できるようになりました。一方デジタル印刷機の普及で、版を使わないで、少部数の印刷が可能になりました。POD(Print On Demand)は版を作る工程なしにパソコンから直ちに印刷することです。現在のところコストや大量印刷時のスピードの点では従来印刷に敵いません。が,印刷に至るプロセスが短く直ちに印刷されるのが魅力です。コストから言うとA3では概ね200枚以上では従来型印刷の方が安価になります。
印刷物を1枚だけでも作ることができるのもPODの魅力です。一人一人の氏名の入ったダイレクトメールなどはこうした技術を利用しています。
□トナー方式
レーザーによって静電画像静電ドラムに形成し、粉体(トナー)を吹き付けて、不要部分を取り去り、用紙に画像部トナーを転写、高熱で定着します。トナーが透明の樹脂で覆われているのです。
原理は全く同じですが、コピーとどこが違うのでしょうか。
- コピー用紙以外にも対応できます。
- 二重搬送(白紙混入),曲り補正の機能など確実な印刷が期待できます。
- 厚い用紙のカールを押さえる機構があります。
- 裏表の位置が比較的正確です(位置精度は従来印刷にはとっても及びませんが)。
- 高速連続運転が可能です。
- 写真が網点で印刷されます。(コピーは疑似網点)
- カラーの色調が原稿に近くなります。
注)コピーもレーザープリンターもトナーを使っています。高温化で長時間放置したりすると、トナーが他の紙や物に転写されることがあります。非対応のデスクマットやビニル製品、一部の革加工品に常温でも転写することがあります。
デジタル印刷(トナー)価格表(価格は税別です)
大きさ |
枚数 |
カラー |
モノクロ |
はがきからA5,B5,A4,B4,A3 |
1枚 |
60円 |
20円 |
用紙はコピー用紙です。コピー用紙以外の用紙に印刷することもできます。コピー用紙以外の時は、用紙代や断裁料が上記価格に加わります。 両面印刷もできます。価格は上記の2倍です。 上記価格にデザイン料,データ作成料,データ加工料は含まれていません。 データ持ち込みの場合データ調整等料金500円申し受けます。 |
屋外や水濡れしやすい場所でのPOPにはPOPA(ポップエース)をオススメします。
耐水性耐光性のある両面印刷可能な用紙です。
水や雨に濡れてもごわごわになりません。
両面印刷可能,ラミネート不要
用紙 A4 1枚150円。
□インクジェット方式
トナーを熱で定着するのに対し、液体のインキを用紙に直接吹き付け、または転写する方法です。熱を使わないので、用紙などの材料を損傷しません。また平滑でない用紙や布などに印刷できます。服地の「プリント」はインクジェットを指しています。当社では服地ではなく、用紙を中心に印刷しています。トナーに比べて専用紙以外での発色が劣ります。ポスターなどではインクジェット専用紙を使って、発色や耐久性に対応しています。尚、この専用紙に他の印刷方式は対応できません。
デジタル印刷(インク)価格表(価格は税別です)
大きさ |
枚数 |
カラー |
モノクロ |
用紙 |
B5,A4 | 1枚 | 200円 | 120円 | 専用光沢紙 |
B4,A3 | 1枚 | 400円 | 170円 |
B3,A2 | 1枚 | 2,500円 | - | 専用光沢紙 専用合成紙 |
B2,A1 | 1枚 | 3,000円 | - |
耐光性,耐水性のあるインキを使用。
上記価格にデザイン料,データ作成料,データ加工料は含まれていません。
データ持ち込みの場合データ調整等料金500円申し受けます。
はがきの版下作成は2000円から |
封筒・はがきに
宛名印字できます。賞状に氏名入れてプリントできます。
文集の表紙に一人一人別々の写真を入れて製本できます。
このページはメイリオをインストールしたパソコンではメイリオで表示します。私にはとても見やすい書体です。ただし,字体はVISTAと同じくJIS2004です。「飴」が旧字体になって苦そう!