この時期になるとセミが鳴き騒ぎます。
エゾハルゼミというらしい。里山の近くで車を止めてみてください。なんとも激しいいろんな声のセミが大合唱しています。近くでないと聞こえないようです。
ちょっとボリュームを上げて聞いてください。
美瑛町の哲学の木の裏の林で録音しました。哲学の木はその傾いている姿が哲学しているようだと名づけたそうです。しゃれてますね。
私は自称都会っ子なので,花の名は基本的にチューリップ,サクラ,モミジしか分かりませんでした(今はもう少しわかります)。虫はセミ,蚊,ハエ,ちょうちょ,蛾ってとこでしょうか。
セミは暑い夏にミーンミーンと鳴くものとばかり思っていました。天皇の声がラジオから流れるのを神妙に聞いていた日の暑い日に激しく鳴いていたセミがセミだと思っておりました。
ところが,ここ美瑛では今頃になんとも喧しく,様々な,まるで幼稚園の音楽会の合唱のように何時までも鳴き続けているんです。その実体は見ることができません。
私は調べました。それは名前の
とおりエゾハルゼミって言うんだそうです。エゾってついていますが全国にいるようです。そして夏の初めに喧しく鳴くんだそうです。北海道だけなのかと思っていたのでその点は少しがっかりしましたが,初老のファーブルはしばし目を輝かせていました。
おまけは美瑛のほーほけきょです。
美瑛町ビルケの森のもう少し北側,美瑛川の河原で録音しました。
もうひとつおまけに郭公と行きたいのですが,録音がどこかに行ってしまいました。野山にでかけて耳で音を,肌で風を,鼻で香りを,目で色を,足で軽い疲れを感じてみましょう。