スーパーカムイの新車両は新品だけあって,きれい,豪華,静か,ヘッドレストがついてらくちん,埋め込み式の衣文掛けまでついている。これでフットレストがあればJALのJシート並みだ。(蛇足だがJRのUシートはイス間の距離があって,私の短足が落ち着かない。)社内アナウンスが変わった。男声の妙に押し殺したアナウンスが可笑しい。続いてヨドバシカメラ張りの英語アナウンス。車掌さんのアナウンスが実に新鮮だ。
さて,ジンギスカン弁当。ひもをひくと蒸気が出て熱いので注意と弁当売り場の店員さんが言っていたので,慎重にひもを引く。本当に蒸気が噴き出した。ホッカロンみたいのに水を加えて発熱させるらしい。それから約8分待つのだぞ。
さっきから隣の席の大学生が彼女とどうつきあうか(メールはすぐ返すとか,しない奴はだめとか,遠距離の問題とか)について議論し続けているのを聞きかじりながら,待つ。自分も大学生のときそんなこと話していたのかな。
帯広エスタでぶたはげの注文してから作る豚丼を買って,都市間バスの中で広げたら,バス中に強烈に旨いにおいが広がり恥ずかしかったが,こいつはだいじょうぶかな,などどワクワク。おっと,カレーライスを電車の中で全部ひっくりかえしてしまったことも,思い出してしまった。
そして8分がたって蓋をとる。ほわっと湯気が出るかと期待したが,それはだめだった。しかし,ご飯もジンギスカンもみんな出来立てのように暖かく,羊肉は柔らかいし,じゃがいも,かぼちゃといった付け合せもホクホク。心配した強烈な匂いもない。これは「買い」です。
ちょうどその時間に電車に乗ることがあったら是非この弁当で車内食を味わってください。