寒い朝のエンジンがかからない原因のトップはバッテリー上がりです。5年を越したバッテリーは普段から電圧をチェックしておかなくてはなりません。またライトの消し忘れなどで一旦上がったバッテリーはすっかり元にはもどりませんので普段から点検が必要です。夜間しか走らない人はバッテリーの充電が足りないことがありますのでこれも注意してください。バッテリー液は不足していると充電されませんが,補充しないタイプもあります。
つぎは給油系統の凍結です。ガソリンタンクや給油管になんらかの原因で入った水分が凍結して燃料を送り込まなくなってしまうのです。できるだけガソリンタンクを満タン状態にしてくと回避できます。ディーゼル車であれば,燃料フィルターを定期的に交換しないと水分が凍結します。
これらはいずれも定期点検でチェックしています(ガソリンが満タンかは別にして)。最寄の整備工場で定期点検をしていただくのがベターです。
このほかにエアフィルターの交換をしていなかったために凍結して空気が入らずエンジンがかからなかったとも聞きます。結局,日常点検が大事ということに。
ガソリンタンクを空にしない方がいいとは知りませんでした。ガソリンが高くなっているのでエコ運転している人もあるかと思います。つまり車に荷物は載せない,ガソリンは満タンにせず少しずつ入れる。それも冷え込んでいる朝に(体積が減るので)入れるとか。旭川では,荷物は載せないのは勿論,ガソリンは冷え込んだ朝に満タンになるようにこまめに入れる,バッテリに優しく信号待ち時はライトを消すということでしょうか。
わたしが免許をとったころは「暖気運転」というのが試験に出ました。エンジンを十分に温めてから運転するように。当時自動車学校の教官に聞きましたら温度計が動き出すまで暖機運転して待てと言っていました。今の車はそれほど気遣わなくていいそうです。そのころはチョークをひくテクニックも運転技術でしたが,これは死語のようです。
以前は自分でボンネットをあけて,ポイントやバッテリーや不凍液をチェックしたりした事もありましたが,近頃の車は性能があがったのか仕組みが難しくなったのか,開けてみてもよくわからないのでほったらかしになっています。定期点検で旭川の厳冬を乗り切りましょう。