値段が安い韓国経由の飛行機に乗り、30時間以上は多分かかって辿り着いたその町で初めて食べた物は、ころもがいっぱいの
天丼でした。
翌日、時差ボケ頭ですることもなく、
自動車整備士の友人について整備部品販売所で部品を
購入したところ、『きゅー(サンキュー)てきりいーじー』と販売員の言葉。
英語はある程度理解している友人に、何を言ってるんだと問うと
「俺も最初は全然わかんなかったが『ありがとう 気楽にやりなよ』って
言ってるんだ。」と言う。「へぇー、そんなことを言うのかこの町の人は。」と感嘆しました。
この町に住んでしばらしてバスに乗ったところ、隣の席に座っていた人が
今日はブューテフルデイー(よい日だ)なんぞ言ってきて、その人が先に下りるときにはハブアグッデイ(今日はよい日を送ってね)です。
日本でバスに
乗って滅多にそんな場面がないので、面食らい、「サンキュー」がやっとの返事でした。この町の人は見知らぬ人でも道で会って気楽に挨拶してきます。
てきりいーじーは度々耳にし、ガーデーナー(日本では庭師かな)
と言う仕事について、大邸宅で芝生の手入れをやっている時も,食品など納める出入り業者や
ポストマンなどみんな『てきりいーじー』です。
この町の人たちはみんなやさしい人なんだなーと感嘆しました。
日本語の頑張ると言う言葉はこの町の人たちには「あきらめるな」
ドントギブアップ程度の言葉しか見つからず、Take it easy は
気楽にがんばれよーと言っていると思います。
日本に戻ってから山登りした時、下山してくるあの町の人と行き交いました。ハローと声かけると
言ってきましたねー。わかりやすく、ていねいに、ゆっくりと
テーク イット イージー
皆さんもテークイットイージーでこの苦境の時代を乗り切りましょう。
因みにこの町というのは、30年前のアメリカ ロスアンジェルスです。