美瑛は丘のゆったりとした風景や丘を渡る風が人気の町です。手つかずの荒涼とした自然と違って,風景画の中に入るような感覚が都会人に人気なのだと思います。とは言っても観光バスでやってきてスカートにパンプスのまま大雪山高原沼を回る「強者」もいるわけですから,それが荒涼なのか風景画の世界なのかをわかっているのかはわかりません。
美瑛はどこに行っても観光客がいます。スポットには大勢の人が集まっています。そんなところでお昼寝というわけにはいきませんが,公園の中まで車で入って傍らの木の下でお昼寝,子供たちは原っぱで駈けたり滑り台に乗ったり,遊水池で遊んだりできるのに,混んでいないところがあります。
美瑛駅から南に車で5分位のところにある,憩ヶ森(いこいがもり)公園をご紹介します。
中央の鉛筆のような塔は美瑛町役場です。この塔はエレベータで上れます。
野外劇場と展望塔
遊水池
せみの抜け殻を見つけました。
下の駐車場から上がったところからは美瑛の町がよく見えます。公園のコンセプトはギリシャかイタリヤでしょうか。それらしきモニュメントや施設が配置されています。これは何の施設かなとのぞいたら,きれいなトイレでした。噴水の先には野外劇場があります。あまり使われていないようですが,草はきちんと刈ってあります。夏の夕方にコンサートや野外劇でも上演されることがあるのでしょうか。
その後ろには展望タワーが設置されています。しっかりした作りなのであまり揺れませんので是非登ってみてください。ここでは360度の風景が広がります。
さらに奥には遊水池や滑り台などの遊具が置いてあります。遊水池は玉砂利が敷いてあります。公園の入場料は無料,売店はありません。飲み物の自動販売機も下の駐車場にしかありませんが,水飲み場があります。お弁当持参,ピクニック気分で行くのが最高の場所です。風はさわやかに,鳥の囀りが遠く聞こえる。写真を撮ったこの日は日曜日,この公園の人口は3人でした。なんて贅沢なんでしょう。
初老の男がミズナラの木の下で午睡に耽っているのを見つけたら,そおっとして置いてください。私かもしれません。
駐車場が公園の入り口の他,公園の中にもあります。(公園内は一方通行です。)足の悪い人でも入ってきて車を置いて楽しめます。
美瑛駅前から南に向かって行くと赤い大きな橋があります。橋を渡ってすぐに左に曲がります。川沿いの住宅を通って次の交差点を右に折れると案内板があります。下の大きな駐車場からは徒歩であがります。
もう少し先に公園に直接乗り入れる入り口があります。(上の写真)途中細い道や一時停止がありますのでゆっくり注意して行ってください。