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広報紙を作る

 PTA会報,町内会報など広報紙は広報委員が選ばれ(というより当てられて),殆ど経験がない人たちで企画編集をしなけらばならないので,そのご苦労をお察しします。当事者が当事者のために作る広報紙ですから,技術的なことは当社でサポートさせていただきますので,なんとか当事者で味のある広報紙を発行してください。
 お手伝いしているうちに気づいたことがあります。この点を改善するととてもよくなると思うのです。あくまでも私見です。
自分で版下を作るには

●こんな見出しでは誰も読みません。
スポーツ新聞
スポーツ新聞は見出しが命。本文を読みたくなる。
 「卒業にあたって」「1年を振り返って」「会務報告」「○○委員会の一年」
 多いんです。こんな見出し。「つらくても頑張った今年の生徒たち」「みんなの手で華やかな花壇」「リサイクル資源に振り回された1年」といった見出しを編集委員の権限で付けてしまうんです。いいフレーズは文中にあります。そこから切り取って体言止(フレーズを名詞で終わらせる)にします。あとは印刷会社で適当な大きさと書体にしてもらいます。

●こんな写真は見えません。
 写真に入ってる人を切り落としたくないのか,何をしているのかもわからない写真は誰も見てくれません。思い切って切り取ってみてください。一人でもいい顔(美人ということでなく)していたら,そこを中心に切り取ってみてください。切り取っても結構雰囲気がわかるものです。切り取ることを印刷会社ではトリミングすると言いますが,付加料金はかかりません。
全体のスナップ トリミングしたスナップ
何かしているようですが,トリミングした右の方が一生懸命何かを聞いているように見えませんか。
 ちなみに拡大することは日本語で拡大すると言います。こちらも特に付加料金はかからないのですが,元の写真が荒れていたり,拡大率が極端に大きいときれいな写真になりません。

●横書きは読みたくない。
 縦書きは日本語に合っているのでしょうか,読みやすいものです。通常は右上から左下に読み飛ばすと考えてください。そこに横書きの囲み記事がたくさん入っていると流れができずに,全部飛ばされてしまいます。1ページ目の題字だけ縦で,あとはみんな横書きというのもありますが,変ですね。それなら初めから英字新聞のように左綴じで左上から右下へ読み飛ばされるようにするべきです。
 興味ある見出しは読み飛ばす流れを止めて,本文に流れを持って来ようとするんです。

◇縦書きは右綴じ(右側で綴じられている)で,横書きは左綴じが大原則です。ちなみに漫画の本は右綴じです。中のコマも右上から左下に流れるように書いています。フキダシの文字は縦が原則です。


●身近な特集記事がほしい。
 もう一つ欲を言えば特集を編集委員が書くことです。依頼記事がほとんどでしょうが,中に編集委員が見たことを書き込むと味が出ると思います。写真の横に例えば「整備された花壇のその後」を少し書き足してはいかがでしょう。
 特集を組むのも手は掛かりますが面白いと思います。簡単に取り組めるのはインタビューです。「新任警官に聞く」とか,「業者から見たごみ回収の問題」とか「ニートって何?」「進路を考える--サラリーマンは気楽か」「地元古参商店に聞く」とか。

 こうして味付けして,印刷上のテクニックは印刷のプロにお願いしてください。勿論ただではできませんが,頑張ります。

自分で版下を作るとき
 新聞の制作はビジネスソフトでは大変難しい。縦書きや多段組,段抜き見出し,写真の配置,キャプション(写真につける説明)まではなんとか。寄せ付け,畳み込みになると手が出ません。それでも都合で版下を自力で作らなくてはならないときはワープロソフトを使って作ることができます。もしできない機能があったら,空白にして印刷会社に依頼してください。印刷会社は印刷専用のソフトで制作します。また,写真やイラストも念のため元のデータをフォルダーの中に入れておいてください。
 印刷会社では次の方法のいずれかをとります。
方法印刷品質価 格
(1)レイアウトを再現するように文字だけを利用して作り直す よい。ワープロ機能で不可能なことも可能
(2)ワープロデータを手直しして使う よい。ワープロで不可能なことは基本的には不可能
(3)ワープロからプリントアウトしたものを写真製版して印刷する ワープロプリントの通り。ワープロでできないことはできない
品質は主に文字の品質をいいます。通常のパソコンプリンターでは高品質で600dpi,印刷会社では(1)(2)では3000dpiで出力します。写真はどの場合も別に処理します。生写真かデータがないとき写真処理はできません。

(1)はきれいなものができ,レイアウトの高度な要請にも応えられます。(3)は思うような変更はできず,印刷が粗くなりますが,費用が安くできます。当社営業員と十分にご相談ください。
 広報紙の良し悪しは印刷の良し悪しだけではないので,よくご検討ください。