亡くなった義父の持ち物から「ホテル松仙園(しょうせんえん)」のリーフレットが出てきました。大雪山に一番近い粁程とあります。一体どこにあったのでしょうか。
北海道瑞穂国立公園と印刷されている
リーフレットの地図には旭川空港も書かれているので昭和40年以降のものと思われます。私の近くの人に聞いてもよくわからず,残念ながら大分前に廃止されているようです。リーフレットには次のように書かれています。
町内会のみなさん
家族ずれで楽しめる
静かな温泉郷です!
仙境松仙園とホテル松仙園
松仙園は北海道の屋根、旭岳を主峰に29峰の下に大沼、小沼、瓢沼など大小無数の湖沼があり、随所に厳しい風雪に耐えぬいたエゾ松の奇木、老松が群生する千古の神秘をたたえた、俗界を離れた仙境です。
ホテル松仙園は、四囲自然樹に囲まれ、春は山桜、コブシ、夏は新緑目にしみ、山鳥、ウグイスの囀り、神秘な仏法僧の鳴声に、秋は満山を彩どる紅葉、冬はスキーなど、四季を通して自然に恵まれた行楽、保健、静養の場として皆様に親しんでいただける国民保健荘です。特に硫化水素泉の温泉効果は神経痛、リウマチ、皮膚病、糖尿病などに効めがあります。
大雪登山のご案内
現在大雪山登山口は層雲峡登山口、旭岳登山口、安足間登山口、ユコマン登山口がありますが、旭川市東旭川ペーパン登山口は、この中でも一番粁程が短く、しかも急坂なく車による大雪山登山は本市以外にありません。
車道は現在開発中で、この車道入口、ペーパン瑞穂に完成したのがホテル松仙園です。
車で登山とはすごいことになっていますが,松仙園へは愛山渓温泉からも行けるし,ペーパンダムの設置やなにやらの事由で,今のガイドブックでは「使われていない道」となっています。旭川から愛山渓まではかなり遠回りなので,こんな登山道があればと思います。旭川21世紀の湯が今はホテル松仙園と同様の立地なので,ここから松仙園を経由して沼の平,当麻乗越(とうまのっこし)と行けると面白いのですが。
いや,もう道路開拓は自然保護の点から止めにして,幻のホテル松仙園を想像して置くだけにします。
このホテルのことをご存知の方はメールいただけませんでしょうか。
後日ホテル跡と思しき所に辿りつきました。